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October 31, 2006

優しさと哀しさと

10月31日
 息子と夕食後のひととき。ふと思いたって、卵を産み終えて死滅した、鈴虫のケースを片付けることにする。
 カビで卵が腐るのを予防するために、成虫の死骸を取り除いていると、息子が不安げにのぞき込んできた。
「鈴虫さん、どうしたの?」
「秋になって、卵を産んだからもう死んじゃったんだよ。」
 オイラの言葉の意味をしばし考えていた様子の、息子の鼻がスンスンと鳴り始めた。
「鈴虫さん、死んじゃうのやだよぉっ…」
「悲しいの?」
 オイラのイニシャライズをきっかけにして、息子はオイラの胸にしっかと抱きつき、ぽろぽろと泣き始めた。
「まだまだ一緒にいるんだったのに…」
 正直なところ、少し驚いた。身近な『死』を、体験するのはこれが初めてだろう息子が、とても自然な悲しみを表現していることに。雄が死滅して鳴き声が聞こえなくなってからは、ケースに興味を示すこともなかった息子が、鈴虫を亡くした自分ではなく、共に過ごした鈴虫達そのものの死を悲しんでいることに。
 これは、大切にしてやらないといけない感性だろうなぁ…というわけで、たくさんダッコして、心ゆくまで泣かせてやった。しばらくして、一段落した息子は独りで少し離れたところへ座り、おがくずと卵だけになったケースをじっと見つめて、真剣に思案していた。悲しくて、辛くて仕方ない対象であるはずの、空のケースから目をそらさずに。
 息子の中で、どんな結論が出たのかはわからない。出てはいないのかもしれない。しかし、息子は「三年は生きてないと、早すぎるよ…」とつぶやきながら、寝る前に読んでもらう絵本を選ぶべく、自ら立ち上がったのだった。

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悔しい?

10月30日
 じーちゃんと留守番している息子。テレビでやっていた『ホオジロザメVSワニ』の対決シミュレーションに大興奮!
「o(*>_<)o ワニが勝つんだ!じーちゃんがサメね。」と、勝手に配役まで決めて、テレビに大声援を送る。
 しかし、シミュレーションの結果は残酷で、息継ぎに水面に顔を出した隙に、ワニの脇腹にサメがHit! ワニが負けてしまった…
「Σ( ̄□ ̄;)!! 負けるのやだぁ!負けたくないぃ…」と、テレビの前に体を投げ出して、身も世もなくオイオイと泣き崩れる息子。
 しばらくすると、自分なりの決着をつけたのか、むっくりと起き上がり…
「俺はスーパー・ワニだぁ!体がかたいから、かじれないぞ?」と、ポーズを決めている。(笑)

 そんな一連の顛末を帰って来たオイラ達に、四脚ワニの突進&回転ジェスチャーつきで熱心に説明してくれた今日の息子でありました♪
 …ちなみに「スーパー・ワニ」尻尾の長さが30mあって、「スーパー・シッポ・アタック」するそうです。…そりゃ、恐竜なんじゃあ…(^◇^;)

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October 23, 2006

疲れ?!

10月22日
 寒くなってきたせいか、最近の息子は風呂好きだ。
「お風呂って、世界一あったかいよねぇ♪」と言って、ニコニコしながら湯船につかっている。
 ことに、オイラと入る時には、入浴剤を入れるのを大層楽しみにしていて、「色のお風呂入るぅ♪」と喜んでいて可愛い。(親馬鹿)
 そんな今日の入浴剤は、『花○のバ●゛…森の香』。器用に個装を破った息子は、湯船に広がる細かい気泡に興味深々。
「このあわあわなに?」と尋ねるので、「炭酸ガスが疲れをとってくれるんだって。」と説明してみると、納得顔で湯船に入り……
「あぁー、ほんとに、つかれが、とれるなー!」と、したり顔。
 息子のどこに疲れが溜るんだか、おかしくて仕方ない今日のオイラでありました。(^◇^;)

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October 17, 2006

○○難

10月16日
 帰宅したオイラがトイレに入っていると、泣きながら廊下を走って来る息子。
「かーちゃん!おしっこでちゃうよぉー!!」
 そうは言われても相方と違って、オイラは『ちょいと場所を空けてやる』ってわけにはいかない。(^◇^;)
 よっこらどっこいと立ち上がるオイラの傍らで、息子のズボンに一点の染みが出来たかと思うと、ジャジャジャーと足元には黄色い水溜まり。
「おしっこでちゃったぁー。」本腰を入れて泣き出す息子。おもらし程度を咎めた記憶は一度もないんだが、なんで泣くかな?(笑)
「大丈夫だよ。ズボン脱いで着替えよう。」と声をかけると、5分後にはケロリとしていた。なんつーか、全般的に感情表現ゲージの振れ幅が大きいんだよな…(^◇^;)
 そして、お風呂前。
「ウンチがしたい!」と、今度は笑顔で補助便座に跨った息子。ところがしばらくすると…
「!!ウンチでたー!かーちゃん!かーーちゃん!!!」と、悲鳴のような緊急呼び出し。あまりにもただならぬ呼び声に、便器に落ちでもしたのかと駆け付けてみると……
「ボタンおしちゃったんだよぉぉっ」と、ウォシュレットの水流をオシリに受けながら、激しくうろたえている息子の姿が…(笑)
 当人には気の毒だが、笑わずにはいられない状況でありました。
 どうも昨日の息子には、『トイレ難の相』が出ていたようである。

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October 10, 2006

行きずりの顛末

10月10日
 休日。8時過ぎから、出掛ける支度を始めるが、さっぱりはかどらない。図書館から借りた本は見つからないし、薬を頼まれた病院の診察券も、買い物したい店のカードもないし。
 探すほどにイライラするばかりなので、10時前には見切りをつけて家を出る。マルエツでリサイクル回収を出して、銀行でお金下ろして、病院には「診察券忘れました」と、薬だけ出してもらって、用事は終了。
「今日は何して遊ぶ?」と息子に尋ねてみると、
「電車に乗りたい!」とのリクエスト。ま、これといって目的もないが、さしあたり川沿いの駅へ出て見ることにする。
 到着する頃には、新しく出来た公園を歩いて見るかという気になったので、コンビニでお茶を買って探険開始♪
 湧き水あり、小川あり、小滝あり、池あり、草っ原あり、ドングリあり、鴨&鯉あり、ところにより蛇あり…それらが、斜面に大胆に配置されていて、かつ休憩スペースもふんだんに用意されていてなかなか良い具合である。つーか、ホントに区内か?!(笑)
 で、たくさん遊んで「お腹が空いたぁ」という息子と、駅でパンを買って家へ帰る話がまとまったわけだが…、
「あっちで、ご飯を食べてから帰る!」と、息子が指さしたのはパン屋の向かいの駅ソバ屋。(^◇^;)…ま、それもアリか…。(苦笑)
 たぬきウドンと、穴子丼をしこたま食べた息子は、手土産にパンを買って御機嫌で帰路に着いたわけなのだが…そこでオイラが買い物バックを持っていないことに気が付いた!公園で休憩した時に忘れたらしい。
 さりとて、息子は既に眠くて、オイラもちょっと疲れてて、改札は通った後で…買い物袋の中身は、丸めたスーパーのビニール袋と、拾った野球のボールと…そんなもん。(^◇^;)
 なので、買い物袋そのものにもサヨナラして帰路に着いた。
 何だか、とても行き当たりばったりな、一日でありました。

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October 08, 2006

秋の空

10月8日
 一昨日、大雨が降った。昨日、強風が吹いた。工場は連休中で、幹線道路には車も少ない。
 で、今日は晴れ。見上げれば、スモックも粉塵も洗い流された、近年稀に見る、とてつもなく爽やかな秋空だった。
 更に強風で折られた草木からたちのぼる、様々な自衛系の揮発成分が、オイラの嗅覚を優しくくすぐる。動物で言うなら『血生臭い匂い』にあたるわけだが、植物性だというだけで不快には感じない。『植物の存在は優しく快適だ』と、植物が長年に渡って動物にそう信じ込ませてきた成果であるような気もするが、今日の所は素直に騙されておくことにした。
 で、ここまで気持ちがいい気候だと、出無精のオイラもさすがに出掛けたくなる。他の用事を済ませがてら、家族で近くのSL公園へ繰り出した。
 ケヤキの木陰のベンチに座って、頭上の透明な緑と葉擦れの音を感じながら、満面の笑顔で(かつモーレツな勢いで)、はしゃぎ回る息子と、それを笑って見ている相方を見ていたら、これまた途方もなく満ち足りた気分だった。人というより、むしろ生物として。
 なかなか良い休日を過ごせた気のする今日のオイラでありました♪

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October 05, 2006

意思疎通

10月5日
 少し前から、胎動がはっきりしてきた。こうなってくると、『腹の中で生き物育ててるんだなぁ♪』という実感が湧いてきて楽しい♪ 孵化前の魚卵の中で、稚魚がグリグリ動く映像なんかを思いおこしながら、『あんな具合なのかしらん?』と思うだに楽しい♪
 もちろん、実際には遥かに人らしい頭でっかちの姿をしていることは承知しているのだけれど。(^◇^;)
 なにはさておき、こうなってから出てくるまでの時期が、オイラ的には一番、楽しい♪…いや、だからといって、ずっとしまっておくわけにもいかんのだが。
 で、動き始めた腹の中身、オイラが立ち動いているのを知ってか知らずか(いや、知らんだろうが)、かなりマイペースに寝起き?している。
 オイラが寝ようとすると、もぞもぞし始め…何してんだろ?まぁ、なんかしている。(笑)
 ひらたく言って、腹の中に蠢く存在を看過して入眠するのは至難の技である。蠢く辺りを手でそっと押さえて、
「オイラはもう寝るから、あんたも寝なさい。」なんて言ってみると、しばらくはおとなしくなったりもする…ような気がする。(^◇^;)
 今はその程度だけれど、この先、足型がわかるほど蹴られるんだよなぁ…と、それまた楽しみな最近のオイラでありました。

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October 04, 2006

食い合わせ?!

10月3日
 さすがに緊急の場合を除き、自転車通勤が憚られる月齢になってきたので、2習慣ほど前から徒歩で通勤中心に移行する。
 最初のうちは、周囲の草木なんぞ眺めながら、ただ歩くだけでもそこそこ楽しかったのだが、なにせ毎日、同じ道…ぼちぼちマンネリ化してきた。…さりとて、遠回りして別ルートを取るほどの時間&体力的な余裕はない。(^◇^;)
 で、音楽なんぞ聞きつつ歩いてみてはどうじゃろーと、借り物の(=相方が返しそびれている)MDプレーヤーをひっぱり出す。適当に抽出をかき回して長いこと聞いていない竹内まりあを選択。一路!職場へ!
 ……何だか、具合が悪い…この胸中の不具合は風邪か?その異変は歩き始めてまもなくのことだった。なんとも表現しづらい、五感的な不快感。
 歩きながら更に考えるに原因のひとつは嗅覚。オイラ的に不快&不安になる臭い第一位のキンモクセイがそこいらじゅうで臭っている。…しかし、この臭いにまつわる記憶の大半は読み解きが済んで、今なら制御可能なはず…なんだけど?
 だとすると…もうひとつの原因は聴覚、しかもバックコーラスの山下●郎の声だった。元来、嫌いなアーティストではないはずなのだが、どうにも不快で仕方ない。
 思うに、「キンモクセイ臭」+「山下●郎」がセットで、何かのスイッチになっているらしい。共通項は…中学時代?かな?不快感へのスイッチだけに、そこから先はダイブでもしなけりゃ、容易には思い出せそうにない。
 ので、今日のところは『上記2項は食い合わせが悪い』と、大雑把に結論付けて、外付けBGM無しで(内的BGMはユーミンで)、職場へ向かう。
 さて、明日は何にしてみようかな?

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