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September 26, 2008

悪癖

9月25日
 オイラには幼少のみぎりよりの悪癖がある。いくら自覚したところで、こればかりはどうにも直せないだろうと言うほどに確信的な悪癖である。
 それは、「痒いところを掻かずにはいられない。」と言うこと。『それって普通じゃん?』と言うことなかれ。オイラの場合、自らの「痒いところを掻く」という快楽追求のためだけに掻き続けてしまうのである。
 「痒いところに手が届く」とは、如才なく世話される様子を表す慣用句だが、オイラが意識的であれ無意識的であれ、痒い場所を見つけると、『痒さを静めるため』でなく、『気持ち良く掻き続けるため』にあらゆる手段を用いてしまう。曰く、痒い場所に爪を立てて殊更に痒みを煽る。曰く、関連づけて痒くなりそうな場所を、ちょっと掻いてみる。
 結果、幼児期のオイラは毎夏がトビヒとの戦いだった。学童期のオイラは、掻きのカサブタが治まることなく、いつもどこかしらが流血だった。思春期のオイラは、掻き壊してすっかり痕になってしまったそこかしこの治療に通う羽目となった。
 そして、成人して。掻き壊さない程度の、自省と分別はついていたはずだったのだが…
 些細なストレスが溜ると、うっかり色々制御出来なくなる。心の中の鬱屈を、掻きむしる快楽で一時忘れたくなる。おかげで、上腕は刺激性の皮膚炎、お腹回りの圧迫性蕁麻疹は一部流血、寝ている間に掻きむしる背中はミミズ腫れ状のかさぶた、足首周りの夏に刺された『ボンツコカ(ブヨの一種らしい)』痕は何度もかさぶたを剥がして皮膚が厚くなりはじめている……といった始末。┐('〜`;)┌
 相方は、痒さに耐える体質なのか、オイラのこの快楽と苦悩はどうにも分かち合えない様子。(いや、もちろん、積極的的に同志を増やす気も無いのだが)
 オイラとしても、出来ることなら掻かずにいたいので、普段持ち歩く鞄、職場のデスク、その他『ふとした手持ちぶたさに気づきそうな場所』に、痒み止めの塗り薬を置くことにした。『痒く前に塗る』を自らに習慣付けようと試みたのである。
 そのかいあったか、上腕はいくらかはよくなってきたような気がしなくもない気がする、今日のオイラでありました。

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September 23, 2008

花彼岸

9月23日
 お彼岸の中日。寺の駐車場からずっと、文字通りに彼岸花が迎えてくれた。謂われのせいもあってか、嫌われる場合もあるようだが、オイラにとっては以前から非常に魅力的な花のひとつ。(ベランダでは近種のハブランカンが着々と増殖中であったり。)
 墓前にと、義母が選んだ花は、カサブランカに、ピンクの縁が入った白のトルコ桔梗、そしてピンクのカスミソウ。菊と桔梗の並ぶ中での、愛らしい白とピンクは、洋花が好きな故人の趣味と、還暦祝いの想いとを込めて。
 墓参の後に、息子達を寺近くの公園で遊ばせる。僅かに咲き残った夏の花達に、タテハチョウやイチモンジセセリ、シジミチョウやスズメガが我先に集まっている。忙しげに立ち働くクマンバチをかわしながら、戯れに蝶を捕っては、息子らの前で放した。ヒツジ雲と秋風の中を翔んでゆく夏の虫。傍らのクヌギには青いドングリがそこかしこで揺れていた。確かに彼岸である。
 自宅に戻ると、まだ遊び足りない子供らを、近くの公園に『放牧』。殿は落ちたアオギリの葉を振り回し、若は柵に絡んだフウセンカヅラを収穫するのに余念がない。この子らが大人になるころ、まだ彼岸花は彼岸に咲くだろうか?そんなことをふと、考える。
 夕飯の支度前に窓ガラスを拭き、今頃咲きだしたサフィニア(都合唱祭土産)を、迷いながらも切り戻した。仕事にかまけたせいで、秋のミニバラもコバナランタナ(白)も咲く気配(というか余力)がない。枯らさなかっただけ、よしとするか。
 そんなことをつらつらと思い巡らせつつ、過ぎる今年の彼岸でありました。

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呪文?

9月22日
 普段と同じ朝食準備。ニュースを眺めていた殿は、
「メラミン!メラミン!!」と、若に向かって呪文のポーズ。
「…それを言うなら【メラ】→【メラミ】→【メラゾーマ】でしょうが!」
ベタなお約束とは思いつつも、つっこんだところ…

「違うよカーチャン。メラミンは赤ちゃんが病気になる悪い粉だよ。」だと。
 ふむぅ、教えもしないくせに、よく理解しているではないか…と、親馬鹿な感慨に耽る朝のおいらでありました♪

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September 21, 2008

寝物語

9月20日
 殿の就寝儀式は長い。相方に本を読んでもらって、オイラはに素話をねだって、相方に背中をトントンされながら、オイラの耳を触りつつ寝るのが、殿的な理想だ。(どんだけVIP待遇だか(^-^;)
 しかし、親サイドとしては、そこをなんとかショートカットしたい。そこで、素話を長めにしてみることにした。寝るまで話すのである。
 これがなかなか調子良く、10分くらいは早く寝つくようになった。…しかし、問題としては…長めの話のネタが難しい。さしあたり、「もも太郎・鬼目線ver.〜ジェノサイドからの生還(仮題)」とか「舌切り雀その後〜老老介護の果てに(仮題)」とかを即興ででっち上げる。
 キャラやら、虫やら、動物やら、車やら、殿の好きそうな主人公を適当な冒険に出すこともある。これはなかなか楽でいい。寝てなければ、次の困難が現れるだけだ。
 殿に何かしら印象的な出来事があった日の夜には、殿自身を主人公にすることもある。楽しい出来事であれば、楽しさを思い出せるような話。絶対にやってはいけないことをしでかした時は寓話で、してはいけない理由を客観的に振り返ることができるような話。殿が何かしら気になっているときは、別の考え方も疑似体験できるような話。昼間の出来事を、ある程度整理して心の引き出しにしまえたらいいかな…と言うこころみなのだが、むしろオイラの方が色々気付かされたりして面白い。
 しかしまぁ、それも段々、話し手が飽きてきたので(笑)、ある日『走れメロス・ダイジェスト版』を話してみた。もともと完成している話は考えなくてもいいので、超楽チン♪懸念されるのは、『殿に太宰が分かるのか?』だが…。
 じーっと、聞きいっていた殿は、最後に「かーちゃん、いいお話だねぇ…」との台詞を残して就寝。(笑)
 その話を聞いて面白がったバーチャンが、翌日殿から聞き出したあらすじは、『メロスが友達が殺されないように走って、悪い王さまがイイ人になったんだ』と。そうそう、そんな感じ。(笑)
 伝説ベースだから、ダイジェストでも完成度がさがりにくいのかな?そういえば、殿は「古事記ダイジェスト版」も、「創成記ダイジェスト版」も、理解の程はともかく、「昨日の話の続きをして♪」といたく気に入っていたっけ。
 話すオイラもオイラだが、楽しむ殿も変な奴だ。(笑)
 次は、『山椒魚』かな?『河童』かな?トロイ戦争とか、ヨブ記とか?果てしない物語はなんとか一回で収まりそうだけど、さすがに指輪物語は、一週間くらい欲しい。(笑)
 いつまで殿への寝物語が続くのやら、殿が何を覚えているのやらそれはそれで将来的に興味深い最近のオイラでありました。

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September 20, 2008

ある相談職の長い一日

9月19日
 朝は一本の電話から始まった。二人暮らしの主介護者が、胃から吐血し、救急入院。独居状態になった要介護者。支援は急を要する。
 机の上には昨日からの書類が25cmほど積み上がっている…が、相談者が最優先。特に今日は訪問が多いので、窓口相談には一人しかいないことが多く、記録は進まない。
 そんな窓口には、海外から一時帰国の家族。こちらも、滞在中に目星をつけなくてはならない。電話は、入院先が見つからないと、病院への不満を訴える家族。その気持ちをきちんとまとめないと、次の手順には進めなさそうだ。
 夕方の訪問は、在宅ターミナル期の独居の人への訪問診療&看護導入のための担当者会議。訪問15分後、要介護者が咳き込み始めた。血痰というより、鮮血。契約のために同席していた訪問看護婦が対応中に、急遽、初回の訪問診療を依頼。
「救急車呼んで。内視鏡で出血部位の確認と止血剤の点滴が必要になりそうだ。」
 5年ぶりくらいに救急車を呼ぶ。実に久しぶりだ。救急車を見送って、帰着。不在中にかかって来ていた電話に返信するうちに、机の書類は50cm程に…夏休みの宿題くらいあるぞ…。消化するべく、目についたものからガリガリと書いていく。この紙切れ一枚の中に、家族の祈りや、本人の希望が込められている。幸せになりたいから、誰かに何かを依頼する。申請とは、時に神聖ですらある。
 ちっとも減らない気がするが、それでも今日はあまり遅くはなれない。記念すべき亡義父の還暦祝いなのだ♪本来であれば、定年祝いでもある。
 見切りをつけて、相方の実家へ自転車を飛ばすと…相方が殿の頭を押さえている。
「どしたの?」
「何かの金具で頭を切った。出血が止まらない。」
現状確認をする。傷は髪の毛の中。5mm程度と思うが、そこにはちょうど4cm大のホクロがあるので、髪だか肌だか傷だかわかりにくい。出血は、頭だからまぁ傷の割に出る。
 血が止まったか確認したい相方は、ちょくちょく傷をみている。これでは圧迫止血にならない。きちんと圧をかける目安を伝えながら、念のため近くの救急外来に電話。状況を伝える。
「あんまり止まらないようなら、診察を受けに来なさい。」と当直医。
 通院のための算段をしていると、止血係の相方いわく、
「もうすぐtreetopが帰ってくると思ったから、帰ってきたらなんとかなると思ったから、慌てないで対応出来たんだ。」と、超安堵の表情。
 なんだか不思議な気がした。オイラは医者でも看護婦でもスーパーマンでもない。うろたえていても顔に出ないのは、多分、歌のおかげだし、パニックでもいくらかは応急判断が出来るのは、むしろ仕事上の脊髄反射だ。
 それでも、それをあてにして冷静な判断ができたなら、まぁ、それはそれでいいか。
 一日中ばたばたして、自分的にはまだなんにも片付いていないけれど、今日関わった他の人にもそう思ってもらえてたらいいな…相談職って、直接何かをする役割ではないけれど、それでも役には立てるんだ…と、改めて思った。

 で、殿の傷はきちんと止血したら、5分くらいで止まって、念のため受診した結果も、
「今日はお風呂やめておこうねぇ。」程度のことでありました。

…何だか本当に長い一日だったなぁ(^-^;

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September 18, 2008

殿のイタヅラ

9月15日
 木曜夜から扁桃腺を腫らして高熱を出し、どこにも遊びに行けなくなった殿。せっかくの連休をひたすら自宅にこもって過ごすのも可愛そうだからと、オイラの実家にお泊まりへやることにした。(ジジババの方が甘いので嬉しいらしい)
 殿自身も意気揚々とでかけていったのだが…
「ちょっとtreetop!聞きなさいよ!このクソぼうず、なにやらかしたと思う?」
オイラが帰宅すると、婆が激怒している。なにやら、実家で山ほど悪さをしたらしい。
【その1】
婆より早起きした殿。こっそりと冷蔵庫を開け、アーモンドチョコレート計11粒を隠れ食い。結果、午後には波羅を下しウ●コパ●ツ×2の浮き目に。
【その2】
婆のドレッサー上にあったミカン型容器のハンドクリームの中に耳かきやら爪やすりやらを突っ込んだ挙げ句、それらをブラシ立てに戻し、そこいら中をハンドクリームまみれに!
【その3】
食卓上に出ていた麦茶ポットなかに、ティッシュペーパーを投入…。

 ちなみに、婆の逆鱗にもっとも触れてしまったのは、【その3】。飲食物を玩具にすることをとても嫌う人なのである。
若ならまだしも、殿である。無論、いけないことと知らずにやったわけではない。(「隠れ食い」ってのは、明らかに自覚がある証拠だ)
 ので、殿、しこたま怒られた。婆いわく、
「これが自分の子供なら、ケツの3発は平手打ちモンよ!」
( ̄▽ ̄;)…あぁ、そうでしたね。(笑)
 そして殿には、当面の『実家お泊まり禁止令』が申し渡された。さすがの殿も、婆の本気の怒りが通じたらしい。愁傷な顔をしていた…1時間くらいは。(笑)
 ま、やってはいかんことをやったときは、相手が誰であれマヂに叱られるのだという、貴重な経験をした、今日の殿であった。

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September 11, 2008

久しぶりに…

9月10日

 一昨日から上気道が華やかに痛くて、昨夜の仕事帰りに耳鼻科を受診。咽頭炎の診断で抗生剤が処方される。
 薬を飲んで一安心していた…その夜。
 夜半、猛烈な寒気で目が醒めた。
「この冷え込みでは子らが風邪をひいてしまうっっっ」と、慌てて触ると、子らはホカホカ。…寒くは…ないのか?
 だとすると、怪しいのはオイラ自身。眠気だか眩暈だかおぼつかない足取りで検温すれば、38.5。あるだけひっかぶってガタガタしながら寝る。
 翌朝、37.7。4月以来、初めて自分の体調不良で、仕事を休むこととなる。...(o_ _)o
 休んだ日中も、とにかく寒気と眠気が交互に来て、ただただ寝る。正気にかえるまでに、日中ながら8時間以上熟睡していた。月並みだが、疲れも貯まっていたのかな?

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